本末転倒(ほんまつてんとう)

物事で大切な部分と瑣末な部分を取り違えること。
四字熟語

不撓不屈(ふとうふくつ)

強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま。▽「撓」はたわむ意。転じて、屈すること。
四字熟語

朝三暮四(ちょうさんぼし)

目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや生計の意味でも使われる。▽「暮四朝三ぼしちょうさん」ともいう。
四字熟語

切磋琢磨(せっさたくま)

学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。▽「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。「磋」は「瑳」とも書く。
四字熟語

呉越同舟(ごえつどうしゅう)

仲の悪い者同士や敵味方が、同じ場所や境遇にいること。本来は、仲の悪い者同士でも同じ災難や利害が一致すれば、協力したり助け合ったりするたとえ。▽「呉」「越」はともに中国春秋時代の国名。父祖以来の因縁の宿敵同士で、その攻防戦は三十八年に及んだという。
四字熟語

花鳥風月(かちょうふうげつ)

他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中すること。 ▽「一意」はいちずに、一つのことに心を注ぐこと。「専心」は心を一つのことに集中すること。「専」は「摶」とも書く。「意を一いつにし心を専らにす」と訓読する。また、「専心一意」ともいう

一意専心(いちいせんしん)

「一意専心」 他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中すること。
四字熟語

風林火山(ふうりんかざん)

戦いにおける四つの心構えを述べた語。風のように素早く動いたり、林のように静かに構えたり、火のような激しい勢いで侵略したり、山のようにどっしりと構えて動かない意。転じて、物事の対処の仕方にもいう。時機や情勢などに応じた動き方。▽「其の疾きこと風の如ごとく、其の徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」の略。戦国時代の武将、武田信玄が旗に大書し、旗印に用いたことで有名。
四字熟語

反面教師(はんめんきょうし)

悪い面の見本で、それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例のこと。それを見ることで、反省の材料となるような人や事例。その言行が、そうしてはいけないという反対の面から、人を教育するのに役立つのでいう。
四字熟語

捲土重来(けんどちょうらい)

一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ。巻き起こった土煙が再びやって来る意から。▽「捲土」は土煙が巻き上がることで、勢いの激しいことのたとえ。「重来」は再びやって来ること。もとは一度敗れた軍が再び勢いを盛り返して攻めて来ることをいった。「捲」は「巻」とも書く。また、「重」は「じゅう」とも読む。